調子の良さは長く続かない。
今日はきなこの病院の日だった。
2年前の七夕の日に重篤な急性膵炎を患ってから脳の神経発作、アジソン病と立て続けに病に襲われ
月に2度ほど病院へ通っている。
医療費も相当なもので1回の診察と薬代で保険適応で9千円ほど。
なので1か月のきなこの医療費は2万円弱。
最近ずっと気になってはいたのだ。
毎回、先生がきなこに聴診器を当てて音を聞くのだが、時々長かったり念入りだったりで ・・・。
でも最後に「うん、大丈夫ですね。」と言われ、なんだ・・気のせいか。。
と思っていたのだが、今日の診察で心臓に雑音があると言われた。
先生曰く、ずっと前から気を付けて様子をみていたそうだ。
んで、告知するレベルになっちゃったんだろうね。
心臓は良くはならない。
でも薬で進行をゆっくりさせる事はできるそうだ。
「きなこちゃんは薬いっぱい飲んでるからなーっ。」って先生も困っていた。
回復はしないので、心臓病の薬を服用するしかないのだが先生からは強要されなかった。
「どうしますか?」って聞かれて、何て答えていいのか。。
きなこのために、自分の出来うる限りの事全て手を尽くす。
本当にきなこのためだろうか。。
わたしのエゴ、自己満足にしかすぎないのだろうか。。
自然のまま命をまっとうさせてあげた方が良いのではないか・・。
沢山の薬、おやつも与えられない。
与えていいのは療養食だけ。
いちばんの楽しみのお散歩だって、心臓病が進めば体の負担が増えてしまってそれも出来なくなってしまうのかな。
ごくたまにだが、散歩の途中で急に座り込む事があったりして今思えばそれも、心臓のせいだったのかな。
エゴだと言われようがわたしは少しでも長生きして欲しい。
きなこは私にとってかけがえのないコなのだ。
きなこは今年の10月で11歳になる。
トイプードルの平均寿命は13~16年だとしたら、あと3~4年はわたしの傍にいて欲しい。
そうか ・・ あと数年なんだよね。
一緒にいられるのって。
いつかくる別れ。
近い将来訪れる ・・。
その時わたしはどうなっちゃうのかな。
来週、精密検査をする事になった。
半日入院。
それで今後の心臓の薬の量を決めるとの事。
現実問題としてお金がさらにかかる。
無職だし。
自分の身に降りかかっている、すべての現実に向き合って行かなければならないのだが、グズグズと鼻をすすり悲しみだけが胸を抉るのだった。