長い1日でした。
先日の午前2時20分にきなこが旅立ちました。
そして、当日の11時30分からの火葬と葬儀を終えて、いまはわたしのそばにいます。
こんなに小さくなってしまいましたね。
先代のワンコが亡くなった時は、大きなペット霊園で火葬と葬儀をしたのだけれど、遠方のため、折々の法要の際に行くのが大変で足が遠のいてしまったり、仰々しく大袈裟な法要にもなんか抵抗感があって。
いかにもお涙頂戴的なお坊さんみたいな人の説法とか聞いて、みんな泣いてたり・・。
今までそんな感じでしたが、きなこは手元供養したいと思っていたので、今回は移動火葬車による火葬と葬儀にしたのでした。
移動火葬車とは、見た目普通な車なんだけど、煙などが出ない様に装備&火葬炉を搭載した車です。
その車で自宅の庭とか、ペットとの思い出の場所で火葬が出来るというシステムです。
いくら目立たない車とは言え、きなこを車の中の火葬炉へ乗せたりとか、号泣している姿をさらすと近所の方にも迷惑がかかると思い、自分がその会社に行ってそこで火葬と葬儀をしていただく事にしました。
幸いにも、出張所が自宅から車で10分ほどの所でした。
固く冷たくなったきなこを車に搭載された火葬炉へ抱っこして安置する時は心が引き裂かれそうになり、なんだか今にも起き出しそうなきなこの顔を見て、本当は死んでいないのじゃないか? 生き返るんじゃないか・・とバカな事を考えてしまいました。
火葬には70分ほどかかり、その後火葬炉を冷やす時間などで1時間半くらいかかりました。
そして、係の人が綺麗にお骨を整理してくださり、ここが頭の部分ですとか全ての骨の身体の位置を説明してくれました。
「だいぶお薬を飲んでいたんですね。」と言われました。
骨と骨とを緑色のモノがくっつけていて、薬を多量に服用しているとこうなると説明されました。
ひとつ勉強になったのは、よくイラストや漫画などで書かれる犬の骨の形があるじゃないですか?
犬のビスケットの形にもなってるボーンのイラスト。
あの部分って尾っぽの部分の骨だそうです。
きなこのも、とっても小さいけれどイラストと同じ形をしていました。
火葬後、お骨は全て自分で拾いました。
小さなカプセルが2つ用意されていて、そこに2つづつお骨を分骨する様に言われたので、可愛らしい形をしたお骨を4つ選んでカプセルにつめました。
残りはパウダーにしていただき、落ち着いたら散骨するつもりです。
もしかしたら、後々、わたしと一緒に入れる永代供養のお墓を・・と考えるかも知れないです。
先の事はまだ解らないけど、自宅供養できなことはこれからもずっと一緒です。
今回、初めて移動火葬車による火葬と葬儀をお願いしましたが、わたし的には良かったと思います。
至ってシンプルでした。
ただ、調べると中には悪質な業者もいるみたいなので、その辺は慎重に業者を選ぶ事が大切だと思います。
ちなみに金額ですが、犬の体重にもよると思うのですが、5キロ以内ですと19000円でした。
その中にはお骨をパウダーにする料金や、カプセル2個、骨壺等全て込みでの金額でした。
今日も早朝に起床し、きなこと一緒に散歩をしました。
これからも変わらず、このコと一緒です。