どうして ・・・。
久しぶりの更新になってしまった。
きなこが退院してからも容体があまり芳しくなく、血液検査での肝臓の数値が振り切ってしまうほど上昇。
肝炎の治療や、急性膵炎からの糖尿病の懸念もありずっと心労続きだった。
そんな中、新たに脳梗塞を併発してしまった。
最初の発作が起きたのは退院してから数日経った夜中。
ドタバタともの凄い音で目が覚め、きなこを見ると体が片側に傾いて起き上がれなくなり痙攣発作を起こしていた。
このまま死んでしまうのかと思った。
発作は数分で収まったが、腰から下がスコーンと力がなく動かない。
しばらく、さすっていたらその後はケロっとして普通に歩いた。
そしてまた1時間後に同じ様な発作が起き、2日後が土曜日で診察の日だったので1日様子を見た。
診察時に発作の話もしたのだが、経過観察するしかなくそれよりもまずは肝炎や糖尿病の方の心配をしていた。
そして2日後の月曜日、8:00頃にまた発作が起きた。
立っていたのだが急に片側に傾いて倒れた。
真っすぐにならない。
両脚はてんかん発作の様に突っ張るという感じではなくて、丸まって萎縮(麻痺)している感じ。
ふらふらしてバランスがとれない。
仕事を休むワケには行かないので、実家の仕事が月曜休みの為、午前中は母親に来てもらった。
そして仕事は午後早退して母と一緒に病院へ。
奇跡としか言いようがないが、すごいタイミングで診察中に発作が出て、先生も看護士もその発作を見守った。
午前中の発作よりも強く出て、痙攣も強かった。
先生がいたので私も母も落ち着いて発作を観察する事が出来た。
「これは脳梗塞だね。」と先生。
おそらく脳腫瘍が出来ているのではないかと。
MRIで検査すれば 確定出来るのだがそれには全身麻酔をしなければならない。
今のきなこにはそれは出来ないと言われた。
「う~ん ・・ これはまずいね。せっかく膵炎がおさまってきたのにね。」と。
きなこはあとどのくらい生きられるのだろうか。。
もう頑張らなくていいよ。
ご飯も食べれるようになったしお水も飲めるようになった。
今はきなこが、痛みや苦痛やストレスがない事だけを願う。
目が離せない状態なのだが、仕事を休めない。
朝、仕事前にきなこを病院へ預け、点滴等の処置をしてもらい仕事が終わってからきなこを迎えに行く毎日。
そして今日、5回目の発作が起きてしまった。
発作の後もずっとふらふらして足元がおぼつかない。
祭日で病院は休診日だが、昨日、何かあったら電話する様に言われていた。
病院へ電話するとすぐ来るようにと言われ、大急ぎで身支度をして病院へ。
点滴と脳を鎮める? お注射をしてもらった。
「このまま日帰り入院させますか?」と聞かれて迷っていたら、きなこが察知したのだろう、看護士さんに抱かれながら「クゥーンクゥーン」と悲しげに泣いた。
こんな事はいまだかつて1度もない。
あぁ、きなこが嫌だと言っている。
そうだよね、お家に帰ろうね。
今現在も足元がヨタヨタとふらつき、転んだりするので目が離せない。
派遣の仕事の方はもう1か月延長してくれないかと打診されたが、このままで行くとかなりのスピードできなこは寝たきりになるかもしれない。
いや、寝たきりになる前に逝ってしまうかもしれない。
目が離せないので仕事をすれば病院へ半日入院させなければならないだろう。
もう入院費やらほぼ毎日の様に治療をしているので治療費も既に50万を超えているだろう。
カード払いなので今月、来月といくらの請求がくるのか。
計算するのが怖くてしていない。 貯金があって良かった。
ペットにかかる治療費はかなりのものだ。
後悔が残らぬ様にお金をかけてあげたいが働かなければそれも叶わない。
かと言って、働くとなると日中はきなこを見てくれる人がいない。
半日入院させるにも限度がある。
きなこのストレスも相当なものになってしまう。
ジレンマ ・ ジレンマだ。
母親が休憩時間に家に来てくれたが、きなこの様子を見ながら泣いていた。
わたしも ずっと我慢していたのだが、 堪え切れずに泣いてしまった。
今こうやってブログを書いている横できなこが眠っているが 呼吸がとても荒い。
「なるようにしかならない。」 と 自分に言い聞かせている。