気持ちの整理。
きなこが旅立ってまだ2日しか経っていないのに、ずいぶんと長い時間が流れたような感覚です。
何かしら動いていないと悲しみの淵に引きずり込まれそうになるので、外へ出る用事を自分で作って外出したり、自宅にいる時はずっとテレビをつけて思考を紛らわせて過ごしています。
きなこの「おもちゃ」や、食器類、使用していたトイレなど、きなこに関連する持ち物は全て処分しました。
ドッグフードも全て捨てました。
丸々残ってしまった薬や、過去の病気の経過を記載した日記等・・全て処分しました。
自分の視界にきなこが過ごした形跡が入ると、悲しくてどうしようもなくなってしまいます。
思い出の品を残してしまうと、わたしはいつまでもそれらにすがって、悲しみから抜け出せなくなってしまいそうです。
思い出すのは、きなこの最後の苦しんだ末の断末魔の情景ばかりで、こんな辛い記憶は早く失って楽しかった思い出だけを記憶して生きて行きたいです。
思い出の品を失っても、わたしの手はあの子の柔らかな毛の感触を覚えているし、そこに物体はなくても、日々繰り返されていた動作だったり、得意げな顔でおもちゃを咥えてお尻を持ち上げて遊びに誘う可愛らしい顔だったり・・、全てわたしは覚えているから。
わたしは出来うる限りの事をしてきたつもりで、本当にきなこの事を我が子と思って愛し育ててきたので、その事については後悔はありません。
でも、いくら手を尽くしたと思っていても、あの時ああしていれば、こうしていれば一命は取り留めたかもしれない・・でも、たとえ一命を取り留めたとしても、これまでの経験からまた辛い思いをしたんではないか・・・何が正解だったのか・・と、今更考えても仕方のない「タラレバ」ばかり考えてしまいますね。
さてさて、こちらはお盆です。
昨日は父親のお墓参りに行きました。
そして今日は棚経です。
きなこと父の仏壇にお花をお供えしました。