区画整理の清算金。
私がいま住んでいる家は、10数年前に区画整理事業で移転して建てた家だ。
従前地は父親が生前にわたしが将来的に商売を始める時の為にと幹線道路沿いに購入してくれた家だ。 ← 当時わたしはある専門職の仕事をしていた。
父親は腕のいい職人だった事もあり、昔はけっこう裕福な暮らしをしていた。
父はわたしを溺愛していたので、わたしが結婚しても自分の家の傍にいて欲しいという願いがあったのだろう。
最初、区画整理で指定してきた場所は、駅前のとても良い場所で商売をするにも絶好の場所だった。
が ・・ 裏で何かの力が働いたのか、そこの場所は大きなクリニックビルが入る事になって、 他へ移動する様に言われた。
パズルを埋め込む様に区画が決まって行き、既に残っている区画は2か所しかなかった。
んで、決まった今の区画は人通りも少ない住宅地となってしまった。
住宅地と言っても家の前は広い広い遊歩道になっており、環境は良いのだが。。。
この区画整理事業の完了に向けて、清算金の額が決定した。
清算金とは、従前地の土地と整理後の土地をそれぞれ評価し、従前地の権利価格が整理後の評定価格よりより多いときは清算金が地権者へ交付され、逆の場合は地権者より徴収となる。
そして昨日、その説明という事で夜、役所の担当者に会った。
清算金は約400万円。
区画整理時に保留地を5坪ほど購入していて、それに関しては清算金はかからないのだが、この保留地は登記簿が今はまだない。
登記簿を作る時に保留地売買になるので、その時に登録免許税がかかるという。
評価額20万で計算していたが(本来はもっと高い)
6万6千円くらいだと言う。マジか!!
清算金の方は分割も出来るのだが、年6%の利子がつくと。(たっけーなぁ)
これは変動するのでもっと上がるかもね。
ずっと清算金は1000万くらいかもと脅かされていたので、400万と聞いて「あら、思ったより・・」と思ったけれど、実際に払うとなると、どうも忌々しい思いがしてならない。
だって、ここで商売しようにも全く人通りがない。
そもそも従前地は商売目的で購入した場所。
こんな所に移動させられて、おまけに清算金まで払わされるなんて!!
覚悟していたとは言え、実際にふりかかってくると焦る。
この後、換地計画の「縦覧」があるのだが、この時に意見(不服)があれば意見書を提出して下さいと言われた。
「不服申し立てした所で、清算金を安くしてくれないでしょ?」と言ってやった(笑)。
素直に清算金を払うのはムカつくので、無駄な足掻きで意見書を出そうと思っている。
でも、自分で中古の家を購入したと思えばこれくらいの金額で済んだと思わなければね。
早く年金をもらえる歳になりたいと思ってしまう。
わたしが年金をもらう頃は額も下がっていると思うけれど、幸いにも若い頃から個人年金保険をかけているのでダブルの保障となる。
今が一番収入的に辛い時だと思う。
今一生懸命節約して頑張ろう。
本当ならば今のうちに一生懸命働いてお金を貯めよう! と思わなければいけないのかもしれないけど、何とか65歳まで貧しくても、このゆるーい感じで生活が出来ればと思っている。
そうも言ってられないかな~。