母の優しさ。

2019年1月1日

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昨日はとても冷え込んだ日だった。

今季一番の寒さだったみたい。

母が仕事の休憩時間に「今日は冷えるね〜。」と言いながらやって来た。

ニコニコと笑いながら「はいっ、これプレゼントね。」と大きな手提げを渡された。

その時にちょっとだけ母の手に触れたのだが氷の様に冷たかった。

開けてみると電気掛け敷き毛布だった。

電気掛け敷毛布
「わざわざこの寒空の中、買いに行ったの?」と聞くと、

「きっと夜は物凄く寒くなると思って買ってきたよ。」と。

落ち込んで暗くなっていた所に母親の優しさとニコニコ笑顔を見たら泣きそうになってしまった。

こんなモノにお金を使って勿体無い ・・・ と心の中で思った。

電気毛布は身体が乾燥しそうだし、何となく通電とか身体に悪そうな気がして使用するのは気が引けるのだが、そんな事は口が裂けても言えず、

「ありがとうね〜。今晩からヌクヌクだぁ〜。嬉しいなぁ〜。」と大袈裟に喜んで見せる。

以前、母が泊まった時に私が夜寒いので靴下を履いて寝ているのを目撃された事がある。

「靴下なんて履いて寝たら疲れがとれないでしょ。」と、言ってたっけ。

それを気にしていたんだな。きっと。。

自分の事には全くお金を使わない母親。

破れた服を着ている時もある。

「みっともないから新しい服買いなよ。」と言っても、それこそ「勿体無い」が口癖。

ウチに来てテレビショッピングを見て「これいいね」と言って買うのも、全て自分用では無くわたし用なのだ。

わたしも兄も子供の頃から母親から叱られたり、怒られたという記憶がない。

亡き父は短気で喧嘩っ早く、口より先に手が出る人で職人堅気の恐いオヤジだった。

そんな父とは対照的に母親はいつも穏やかで優しい。

包容力があり美人で聡明、そして働き者で頑張り屋。

今年78歳になるというのに、いまだ現役でバリバリ働いている。

わたしはずっと母のような女性になりたいと思って生きてきたのに、顔も性格も全然似てなくて、がっかりするほど父親にそっくりなのだ。

横になれば3分でスヤスヤと眠ってしまう母。

「ねぇ、なぜそんなに直ぐに寝付けるワケ? 寝る時になにか考えちゃったりして眠れなくなったりしないの?」と、ついこの間聞いてみた。

「考えたって、人生なんてなる様にしかならないんだよ。」と。

そりゃそうだけどサ。。。

普段から何事にもポジティブシンキングな母。

わたしのこのネガティブ思考は誰に似たのか??

父親でもないし ・・・ 。

隔世遺伝ってやつだね。

年齢的な事もあるのだと思うが、わたしも日々達観する生活をおくれる様になりたいものだワ。

そんな風に考えても、明日の仕事の事をついつい考えてしまう。

気持ちはザワザワと波打って、これが夕方サザエさんがはじまる時刻になるとピークを迎えると思われ。。

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