才能のある人間は引き寄せ合うのか。
私は自分からはメールをしないタイプ。
「最近、彼女、どうしてるかな?」と思う相手がいて、珍しくメールをしてみた。
彼女(鴇色ちゃん)は長年勤めた会社の同僚だった。
鴇色ちゃんはまだ20代で、独特な空気感というか、雰囲気をもったコだった。
わたしは綺麗なモノや綺麗な人が大好き。 ← 自分基準で綺麗と思うモノ、人の事。
鴇色ちゃんのことも大好きだった。(注:そーゆー趣味は無いです)
腰あたりまで美しい黒髪を伸ばし、お人形さんみたいな顔立ちで、そして、とても20代とは思えない落ち着きっぷり。
東京の美大を出ている鴇色ちゃんの作り出す作品の世界は、凡人のわたしには理解できない程の精密さと哲学さを持っていた。
わたしはモノを作り出す、作り出したいと思った時、それを形にするのに苦労する。
鴇色ちゃんは何も考えずに思うがまま、自分の中から溢れてくる「カタチ」を灰色の画面に描いていく。
本当に才能のある人だと思う。
・・・ そして彼女と一緒に会社を辞めた。
一緒に職業訓練にも行った。
彼女はイラレもフォトショも既に自由自在に使いこなすレベルだったが、もう一度基礎からしっかり学びたいと。。
授業ではデザインも多く学んが、先生達は彼女の作り出す作品に本当にびっくりしていた。
唯一、一緒にいて会話がなく無言でいても苦にならない人だったなー。 親子ほど歳が離れていたけど(笑)。
授業の帰りに鴇色ちゃんとハロワに求人検索に行ったとき、東京のデザイン系の求人を探しているのに気付いた。
鴇色ちゃんは東京での再就職も考えているみたいだった。
そんな頃、同じ訓練生の同い年のコが東京で暮らすルームメイトを探していて、訓練修了後ふたりして東京へと旅立って行った。
まぁ、二人とも元々は東京で就職していて、そこを辞めて実家に帰り地元でくすぶっていたんだよね。若いから決めたら早い早い。
鴇色ちゃんの説明が長くなってしまったが、久々にメールをしてびっくり!!!
結婚したという。
結婚した月を聞いて、上京してから半年で電撃結婚だ。
そのお相手はシンガーソングライター、音楽家。ウィキペディアでチェックしたら、まぁ~、華麗なる経歴だわ。
実家のお家柄もすごくいいー。
映画音楽家としても多数作品を手掛けている。
YouTubeで旦那さんの音楽を聴きながらこのブログを書いていてる。
わたくしは最近の音楽全くわからないけど、PVで旦那様の顔を見て、鴇色ちゃん好みのお顔で笑ってしまった。
しかし、どうしたらこういう人達と出会えるのかなーって思う。
鴇色ちゃんのお友達にはクリエイターがほんと多い。
たった半年で人生が思いもよらない方向へ動き出す ・・・ わたしは ・・ というと去年と同じままの位置でまだ足踏みしている。
これから人生を切り開いていく鴇色ちゃんと、終活に向かって生きているわたしを比べるのはどうかと思うのだが、ただ、ひとつ思うのは、才能のある人の所には、才能のある人が引き寄せられてくるという事。
そして、会社を辞めた事、職業訓練へ行った事、そこで出会ったコと東京で暮らす事になったこと、旦那さんに出会った事・・。
全て必然的に起こった事なんだろうね。
赤い糸に手繰り寄せられる様に。
自分が決断した事が運命の如く真っすぐ導かれていく感じというかね。
わたしは、あの時決断した事を、「本当に良かったのだろうか。」と未だに思う事がある。
鴇色ちゃんから頂いた、彼女の作品集の本とか、わたしのために作ってくれた雑貨達を見ながら、
「才能が無い人間は人の何倍も努力するしか無い!!!」と 自分で自分を叱咤激励している。
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お昼ごはんは食べなかった。
昨日の夕ごはん。
照り焼き
鶏肉バーグ
きんぴらごぼう。
トリスウィスキーって味がまろやか。
ついつい 飲み過ぎてしまう。
鴇色ちゃん、詩集の装丁のお仕事終わったら、作品の写真送ってね♪