恐ろしい急性膵炎。

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長くて辛い1週間だった。

本当に ・・・。

きなこの病名は 「急性膵炎」。 それもかなりの重症との事。

犬の急性膵炎とは、本来腸管内に分泌されることで活性化するはずの膵液が膵臓内で活性化してしまい、膵酵素が膵臓から腹腔内に漏れ、膵臓近くにある臓器(肝臓、胆管、胆嚢、腸)を消化し始めてしまう命に関わる恐ろしい病気だ。

きなこの調子が悪くなって、仕事を休んですぐに病院へ連れて行ったのに・・ 異常が見られないと消化剤を3日分処方されただけだった。

その晩、 明け方近くなって 痛みが和らいだのか、ご飯も食べて おしっこも出て 私の隣で眠り始めたので安心していた。

そして、 わたしは仕事へ行った。

帰宅すると 部屋のあちらこちら 20か所以上も吐いた後があり きなこはぐったりと死にかけていた。

わたしはあの時のきなこの目を忘れる事は出来ないと思う。

救いを求める目で 「何やってたんだよ 苦しかったんだよ」 と非難されている様だった。 今この記事を書きながらも涙が出てしまう。 まだ あの時の細かな状況は記憶が生々しくて書けない。

悪い事にその日は木曜日で かかりつけの動物病院は休診日だった。

時間も18時を過ぎていて かなり昔にかかった事がある病院へ電話してみると 診察時間の終了は過ぎていたが診てくれると言う。

その日は七夕だった。 先生がひとりだけで対応してくれて、動物看護士も事務の人もいなくって わたしが助手をするしかなくって、先生と2人で きなこのエコーを撮ったり 点滴のお手伝いをしたりして応急措置をとった。

そのまま入院となったが、田舎町なので 24時間体制で診てもらえる動物病院はない。
もちろんこの病院も 先生が帰ってしまえば 無人になってしまう。 こんな状況のきなこをひとり置いて帰るしか無かった。

次の日の早朝 細かい検査の結果、エコーや血液検査の結果から、「急性膵炎」と診断された。

先生から渡された紙には膵臓の絵とその周りの臓器が書いてあり、

急性膵炎(劇症)
膵臓の炎症がかなり激しく周回臓器をまきこんで炎症を起こしています。
消化管の炎症も強くほとんど動いていない状態

重篤な状態です。急変などあれば、ご連絡します

とあった。

入院から数日後、容体はかなり悪化して 黄疸が出始めて、危ない状況に陥った。

腸が炎症で周りの臓器と癒着している可能性が高く、胃から腸への流れがストップしてしまっている。
腸のバイパス手術が必要かもしれない ・・ リスクは高い ・・ どうするかの決断を考えておいて と言われた。

絶対にきなこは助かる!!と強く念じなければと思うものの、 嫌な予感しかしない。

仕事は派遣で行っているので、休むと派遣先、派遣元に迷惑がかかる。 しかも1番の繁忙期を迎えている時。

個人情報を扱う仕事なので ケータイは仕事前に保管庫へ預けなければならず、きなこの緊急連絡を受ける事が出来ない状況だ。 わたしと連絡がつかない時は実家へ連絡する様にお願いした。

ずっと入院してから今まで、激痛からフセも出来ずに座ったまま震えていた。

意識はあるものの 痛みから周りの音や声掛けにも一切反応しなかった。

じっと 虚ろな目で遠くを見て震えて痛みに耐えて耐えて ・・・。

そして あの危機的状況から少し経って、肝心のきなこの現在の状況だが、一昨日あたりから 調子が上がってきて、反応も良くなって来ている。

このまま行けば、糖尿病などの後遺症が出るかもしれないが、命は助かりそうだと。

腸も少しずつ動いているとの事。 バイパス手術もこのまま行けば大丈夫ではないかと。

現在も 様子を見ている最中で、 全てが 「~ではないか ・・ 」 「~と思われる」状態で、まだハッキリとはわからない。

入院10日目。 まだまだ退院のメドは経っていない。

入院費は1日 1万円と少し。 飛び込んだのが夜間の救急診療(高額)になり、現在も集中治療をしている。

いったいどれだけの請求額になるのか ・・・ 考えても仕方がない事。 きなこの命には代えられない。

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ランキングの順位を見て思った事。

ずっと更新していなかったにも関わらず、きっとでブログを見ている方達が、「きなこ頑張れ!」 と 応援のポチをしてくれたのではないかと思っています。

毎日ブログを覗いては応援のポチをしていただいた方もいるのでは ・・・ と思いました。

ありがとうございます。 きなこはきっと良くなって退院できると今は思える状態になりました。
もう少し頑張ります!

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