やっと完成したスマホケース

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今日は少し過ごしやすい日でしたかね。
日中は暖房などを入れずに過ごしています。

夕方になるとグッと寒くなりそうですが。。

さて、

 

年末から作り始めていたスマホケースがやっと出来上がりました。
もう、作るのをやめようかと何度思ったことか!

なにしろ、使用した革がソファーの廃材革だったので劣化が激しく、、めちゃくちゃ大変でした。

これね ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

ソファーの解体その4

革の制作って、鞄などよりも財布や小物類の方が作るのが大変なんですよ。
小物類は特にパーツが多くなり、革の厚みの加減が重要になるんですね。
この廃材革ですが、劣化がひどくて革漉きが出来なくって。。
もともとの革の厚みは1.2ミリ~1.3ミリくらいでした。

パーツによっては0.5ミリ~0.8ミリに漉きたいのですが、革漉き機でどう頑張っても革が負けてしまってボロボロになってしまうのです。

はぁ~、本当に大変でした。

 

出来上がりはこちらです。
思うようなモノが出来ませんでした。
無念です・・・。

iPhone12miniのスマホケース
iPhone12miniの手帳型スマホケースです。

【使用素材】
革:ソファーの廃棄革・本体
エルバマット(イタリア)・編み込み部分とパイピング
アリゾナ(イタリア)・ホックベルト部分

本体の基本的な部分は前に作ったスマホケースと同様です。

スマホケース作ってみた。

今回、力を入れたのが編み込みとメダリオンです。

メダリオンと編み込み
編み込みとかメッシュとか・・言い方はいろいろ。
本格的な制作方法は「イントレチャート」という技法を使います。
これはボッテガヴェネタのお財布とかバッグとかで使われている伝統的な技法です。

7~8年くらい前に、ボッテガの完全コピーを作ろうと(自分で使う用に)自前のボッテガの財布を犠牲にしてどうなっているのか研究した事があります。
今回は、ボッテガのようなスタイリッシュな感じじゃなくて・・もっとふっくらとした感じ・・かご編みみたいなポテっとした風景にしたいと思いました。

なので編み込み技法とイントレチャートの技法とを合体させたような方法で作ってみました。
この編み込み部分だけで、3回チャレンジしましたヨ(涙)。
編み込んでいるレース革の厚み加減がなかなか上手くいかなかったり、網目が曲がってしまったり。

そして、メダリオン。
メダリオンって好きなんですよね~。
靴なんかの装飾に使われている技法です。
このメダリオンもしっかりと均等に位置を決めないと美しくならないの。

パイピングの技法

 

そして、ホックベルトは似たような色の革でアリゾナを使用しました。
ホック部分は頻繁にチカラの負荷がかかるので、廃材革ではダメ。
アリゾナという革はちょっと伸びやすくヘタるんだけど、この廃材革に合わせるには丁度よかったかも。
パイピングを挟みました。
全て手縫いです。

 

2つのスマホケース
今まで使っていたスマホケースはミネルバボックス(イタリア)で作ったのですが、ミネルバほどの革だと作り手が下手くそでも完成度が高く見えるんですよね。
料理と一緒です。
料理も素材が良ければそれだけで美味しい料理になるでしょ?(笑)

 

スタンド型
いちお、スタンド機能をつけました。
写真では、まだ接着剤が乾いていないので控えめに立て掛けてます。

普段ならばコバ(革をカットした断面)の仕上げは「切り目本磨き」という技法で処理するのですが、この革は無理。
縫い目もガタガタしちゃったし、コバ仕上げも汚いしでせっかく作ったんだけど・・使う気がしません。

しかしながら、途中で投げ出さず最後まで形として作り上げたので良しとします。
うん、頑張ったよな、自分。

これからも地道な努力あるのみ! ・・ です。

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