お刺身のトラウマ | 母娘のふたり旅が多い?熱海
ーーーー つづきから —–
過去に癌の大きな手術をして、その後遺症がいくつかあります。
排泄障害が一番大きいのですが手術の際の腸の癒着がひどいのと、直腸障害があり普段からプチ腸閉塞を起こします。
イレウスを経験した人なら分ると思うんだけど、、、。
超絶苦しいです(笑)・
一番ひどいのは退院後間もなくして起きたのだけれども、死ぬると思いました。←マジで
その時は入院したんだけれど。。
それからは年に数回、軽~いのを起こす事はあるのですがタイミングが悪く旅行の前日に兆しが出ちゃったんですよね。。
いつも出掛ける時は用心して食事に注意していたのですが、宿泊しないと一旦決めた事で前日の昼食をドカ食いしたのが悪かったです。
便が出ないうえに、急に宿泊へ変わった事での不安感で精神的な要因がかなり大きく影響してしまった・・・。
過敏性腸症候群的な感じになって、便が途中で詰まる&腸が大暴れして癒着部分が痛む・・からの~吐き気です。
以前、何度か「お寿司」を食べた後にプチ腸閉塞になった事があり、それがトラウマになっていて、何となくお刺身などの生ものを食べる時って「大丈夫かな?」と不安になっちゃうの・
そもそも海鮮料理が美味しい場所・・って考えていた事が矛盾なんですけどね・
母に新鮮なお魚やお刺身を食べさせたいとの思いもあって。
トラウマにはなっているんだけど、わたしもお刺身は大好きなんですよ。
んで、
心配しながらも・・・分厚く切られたまぐろのお刺身を頬張ったのでした。
ゴクリと飲み込んではみたものの、、急に吐き気をもよおしてしまい、トイレへ駆け込みリバースですわ(涙)。
けっきょく、その後わたしは全く食べられず、、母もわたしがトイレに籠っているので心配で食事する気も失せたと思われ、ほとんど食べる事が出来ませんでした。。
仲居さんが食事を下げに来たのですが、ほとんど手を付けていないわたしの料理を見て、「終わりでよろしいんですか?」と聞いてきました。
「すみません、実は昨晩からお腹の調子が悪くなってしまって。。食べ散らかしてしまいました。
明日の朝食をお粥にしていただけませんか?」と聞くと、あきらかに気分を害された顔をしてそのまま料理の残った皿を運んで部屋から出て行ってしまいました。
ここは料理に力を入れている風なので、料理に対してプライドがあると思われます。
心を込めて提供した料理を大量に残されるのって、気分が悪いですよね。
今思い返しても、本当に申し訳なかったと。。
しばらくして仲居さんが戻ってきて「今、板長に確認しましたらお粥、大丈夫です。」と言ってもらえました。
気分を害した風に見えたけれど、困惑されたのかも知れません。
まったく、、なんのために来た旅行なのか。。
でも、お風呂だけは堪能しました。
内湯には寝る前と朝と2回入りました。
翌日の朝食はわたしだけお粥にしてもらったのですが、お粥のなんと美味しかったことか!
熱海駅まで送ってもらうため、早めにチェックアウトしていると宿泊客はわたし達を含めて4組だったという事が判明。
なんと、宿泊客全て女性で、しかも母・娘コンビでした!
女将さんが、「こんな事は初めてなんですよ。」とおっしゃっていました。
送迎車を待つ間、他の宿泊母娘の方達としばしお喋り。
福岡からいらした方が、「女子会をしたかったですね~。」と残念がっていました。
旅は一期一会ですから、コロナが無ければそれもアリだったかも知れませんね。(わたしはそれどころじゃ無かったケド)
他の方達は、わたしと同じくらいの年代のお母さんと娘さんコンビでした。
「わたしもフツーに結婚してたら、こんな風に母娘で来ていたのかな?それに引きかえ、わたしなんか、いまだに母に心配掛けちゃって。。」っと自己嫌悪でっす。
熱海駅まで送っていただき、急な階段を6階まで昇降して腿が筋肉痛&もう歩き回る体力もなく、・・・駅ビルでお土産物を購入して11時には熱海を離れました(笑)・
いろんな意味で忘れられない熱海旅行でした。