高齢者と人間ドック
雨に濡れて重い頭を持ち上げているパパメイアン。
夜明け前頃に、もの凄い風と雨と雷。
鉢がゴロンゴロンと倒れていました。
今日は少し暖かいかな?
いよいよ師走です。
この1年を振り返ると・・・。
全く生産性のない1年でした。
いったい何をしていたんだろうか。
反省です・
今月は母親の病院通いの付き添いで気忙しい月になりそうです。
先日の定期健診(胃カメラ検査&腹部エコー&血液検査などなど)の時に、病院へ行く車中で母がこんな事を言いました。
「年をとったらあんまり検査をしない方がいいぜ。」と、兄から言われたそうなんです。
母と一緒に「どーゆー意味なんだろうね?」と。
確かに若いコならば被ばくとか気になるだろうけれど。。
んで、
今回、腹部エコーで膵臓に怪しきものが写ってしまい、今月、造影剤を使ってのCT検査を受けるのですが母親がその時にボソっと「知らなきゃそれで済んだのになぁ・・。」と言ったのです。
兄が言ってた事って、こうゆう事だったのかなぁ~?
母は年に一度の上記の検査と2~3年に1度、大腸カメラの検査も行っています。
あっ、胸のレントゲンも年に1度撮るようにしています。
人間も80代になればあちこちの臓器にガタがきても不思議ではなく、広く精密的な検査を行う事で些細な病変も拾ってしまいます。
その些細な病変が癌だった・・なんて事があるワケで。
しかしながら、若い頃ならば早期発見出来て良かった!となるのですが、高齢者にとってはどうなんだろうか・・・とちょっと考えてしまいました。
万が一、膵臓癌だったとします。
膵臓癌の5年生存率はわずか10%程度と言われています。
手術が難しいと言われる代表的な難治癌ですよね。
高齢者ですから手術は無理かもしれません。
手術しても生存率を考えれば、術後のQOLを加えても手術はしないと選択するかも知れません。
知った上で不安に怯えて暮らす生活と、そんな病気になっている事など露知らずに過ごす残りの人生。
まぁ、罹患部分にもよるんですけどね。。
巷の高齢者の方達って、どの程度の人間ドック的な健診をされているのだろうか?
検査数値や結果に一喜一憂(周りの人間も含めて)するよりは、むしろ人間ドック的な健診など受けないほうが、精神衛生上もよいのかも知れません。
今後、特定検診くらいの検査にとどめておいた方が良いのだろうか・・と、いま、モヤモヤしています。。