焦ってプレゼントを探す。
甥っ子ちゃんは1月3日に成人式を迎える。
田舎の成人式は正月に行われるのダ。
甥や姪の成人式のお祝いの相場を調べてみると、1万円~3万円が多いみたいだね。
お年玉を5千円、成人式のお祝いに1万円 ・・・ と思っていたのだが、母が(おばあちゃんの方ね)「お年玉と成人式と誕生日を全部一緒にお祝いで包むよ。」と言うので、わたしもお年玉の代わりに成人の日のプレゼントを用意する事にした。
5千円くらいの品とお祝い金を1万円にしよう。
甥っ子ちゃんの生まれ年(1997年)のワインをネットで探した。
値段を考慮しつつ、ヴィンテージワインを探すのって結構大変だ!
ボルドーワイン、メドックの格付けはクリュ・ブルジョワ ・・ フルボディの手頃なワインが見つかった。
せっかくなので木箱に入れてラッピングをお願いする事にした。
木箱代が痛いが見栄えも大事。
今朝になって急遽決めたので、前日の1月2日までに 届くか心配だったが明日には届くと連絡があった。
実家には兄のワインセラーがあって、ヴィンテージものがごろごろ眠っている。
甥っ子ちゃんの生まれ年ワインも数本眠っているが、片隅にこのワインも寝かせて欲しい。
自分の成人の日を思い出してみた。
当時は振り袖って両親に買ってもらうのが普通だったなー。
レンタルとかあったのかしら?
わたしは両親に、「振り袖はいらないから、そのお金で世界一周旅行に行かせてくれ!」と頼んだのだった(笑)。
んで、世界一周旅行に行った。
世界一周旅行って言っても、世界中を何十か国も訪れたワケじゃなく、地球を一周してきた。
パリではヴェルサイユ宮殿観光、夜はジャンパトウのファッションショーを見学。
ロンドンではウインザー城を観光し、ロサンゼルスでは本場ディズニーランドへ。
シカゴ、イタリア ・・・ 。
悲しい事に超多忙スケジュールだった事しか覚えていない。
何不自由なく育てて貰って、愛情をいっぱい貰ってわたしの20歳は幸せ過ぎたな。
わたしは成人式には出席出来なかった。
振り袖は自分でローンで購入した。
黒地に桜の渋い振り袖だった。
美容室で着付けと髪をセットしてメイクして、仲の良かった先輩に連れられて明治神宮へお参りした。
帰りに写真館で写真を撮った。
出来上がった写真は実家に送った。
その写真を何十年か振りに今見ている。
パンパンにふくれた頬っぺに、やや緊張した表情。
この頃のわたしは何にでもなれると思っていたな。
輝かしい未来が待っていると希望に満ち溢れていたな。
甥っ子ちゃんの人生に、沢山の幸せな出会いと幸運と成功を掴んで欲しいと願っている。