思い描いていた老後じゃなかったと言う言葉が染みた
やっと発注していたオベリスクが届いたので、つるバラの誘引をする事にしました。
先日までの強風と寒さが和らいで、今日は風も穏やかで過ごしやすい1日でした。
現在、ピエールドゥロンサールは↓↓↓こんな風に誘引していました。
今年のシュート2本だけ残してあとの古枝は全てカットしちゃった。
今年は花付きが悪かったし、どんどん世代交代しないとダメですよね。
枝が2本だけなので、オベリスクに巻き巻きしようと初めてトライしてみましたが、うまく誘引できませんでしたわ。。
まぁ、何事も経験ですね。
それにしても、重労働です。
13号の鉢から株を引き出して、ガチガチの根の土を削って・・新しい土を入れ替えてオベリスクを立てて誘引してと、4時間近くかかってしまいました。
もうヘトヘトです。
あと3鉢を誘引&植え替えをする予定でしたが、1日に1鉢のペースじゃないと無理だわ。
小庭で作業をしていたらば、近所の方に話しかけられました。
実はこの方、10年前に癌になって手術して完治したと思っていたのに8年後に再発してしまい現在は抗がん剤と放射線治療をしていたのでした。
わたしも過去に癌を患った事があるので、いろいろと話しを聞いていたのですが最近あまりお見掛けしなくなったので心配していたのでした。
夏くらいに腫瘍マーカー値が恐ろしく上がってしまったと聞いていたのですが、先日のCT検査で、骨転移が見つかったそうです。
もう体中に転移しているらしく、身体が動くうちにと身辺整理を進めているとの事でした。
後の人に迷惑がかかっちゃうから・・と。
思わず、涙ぐんでしまいましたが、わたしが泣いたら失礼だと思い堪えました。
ひとり暮らしの方で、息子さんは婿養子で遠方で暮らしているのですが、この息子さんも命にかかわる重病を患っていて、、度重なる不幸に見舞われているんですよね。。。
「人生って本当に何があるかわからないね。思い描いていた老後とは全く違うものになっちゃった。老後はゆっくりと旅行をしたり好きな事をしたいと思っていたんだけどね~。老後が無くなっちゃったよ。」とその方が言った言葉がやけに胸に刺さりました。
わたしは現在、先々の不安はあるものの自由な生活、、ノーストレスで生活しています。
今が老後みたいなもんだなーと。
老後を先取りしているだけかも知れません。
老後に近づくにつれ身体は弱るし、また何かの癌に侵されてしまう可能性もあるし、他の病も然り。
この方のように楽しみにしていた老後の生活を送れなくなるかもしれません。
老後の先取りをしているんだから、今を楽しまないとだな。。と、下手くそなバラの誘引を見ながら思ったのでした。。。