「一人で抱え込まないでね」という言葉

時は止まってはくれない。
「苦難」という山と対峙しなければならない時が刻一刻と迫ってきています。
「苦難」という山を登って降りて・・・その先にはもうひとつの「苦難」という山がそびえたっていて。
その間にも小さな山がいくつかいるんだろうなぁ~。
登って降りて。
平坦な道になるにはどのくらいの時を有するのだろうか。
さて、
医療従事者や関係者から度々言われるのが「ひとりで抱え込まないでね」という言葉です。
この言葉を言われる度に思うのですが、病気と立ち向かい治療するのは自分しかいないワケで。。
不安や痛みと向き合うのも自分自身、自分ひとりです。
なので、「ひとりで抱え込まないでね」という言葉が時に空虚に感じたり、「結局、自分しかいないじゃないか。」と思ってしまうのです。
もちろん、その言葉の奥には「何も出来ないけれど、話を聞く事はできるから、寄り添う事は出来るからね」等々の想いが込められているのは解っています。
言葉としては優しい言葉なのだろうけど、どこか心に届かないと言うか。。
「結局、ひとりでやるしかないんだよ。」という現実の重みの方がずっと勝ってしまうんですよね。
「ひとりで抱え込まないでね」と言われる度に「じゃあ、誰か代ってくれるのかよ?」「抱え込まないで済むならとっくにそうしているよ」って心の奥で思ってしまう。
自分の身体、痛み、不安・・全部、自分しか感じられない、だからこそ孤独なのだと。
ほんとにリアルな気持ちです(笑)・
「ひとりで抱え込まないでね」って言われても、じゃあ何をどうすればいいのサ?どうすれば”抱え込まない”ことになるのか?具体的に教えてくれよぅ。。
善意で言ってくれているのだけど、「抱えないってどうやるの?」「じゃあ、この不安とか痛みとかはどこに置けばいいの?」って思っちゃう。
そしてこの言葉を言われる度に「はい・・ありがとうございますぅ。」って言ってニコって笑うしかない。
「抱え込まないでね」って言葉があまりにフンワリしているから、現実味がないんですよね。
だから「どうすればいいの?」って感じになってしまうのダ。
そんな事をツラツラと思いながら、ウォーキングをしてきました(笑)・







